弁護士一年目を終えて

飯島 俊 (弁護士)

 今年の1月から川崎総合法律事務所での勤務を初めて,もうすぐ一年が経とうとしています。本当にあっという間の一年でした。毎日,法律のことや,手続きのことで解らないことが出てきては,自分で本を読んで調べたり,先輩弁護士や事務員さんに聞いたりして,なんとか仕事をこなしている,という感じです。

 この一年を振り返ってみると,やはり弁護士という仕事は噂に違わず忙しく,最近は趣味のバスケットボールも全然練習にいっていません。もう一つの趣味(?)である剣道についても,まだ道場にすら入れていません。剣道は司法修習中に始めたもので,まだ完全に素人のため,ほぼ毎日のように素振りだけはしているものの,早く道場に入って練習しないといけないとは思うのですが,なかなか時間を作るのが難しい状況です。

 もともと音楽を聴くことは好きだったのですが,最近運動が思うようにできないため,移動中に音楽を聴くことが楽しみになってきています。もともとギターを弾いていたことから,去年沖縄に旅行に行ったとき,三線も弾けるのではないかという安易な考えから三線を購入し,夜静かに弾いています。やはりギターとは違う部分も多く,またギターなど何年弾いていないか分からないので,なかなかうまく弾けません。こちらもゆっくり時間を作って練習したいと思っているのですが,なかなか時間ができません。

 かといって分刻みでスケジュールが入っていて仕事がたくさんある,という訳ではありません。単に時間の使い方がうまくできていないのだと思います。確かに,最初の頃よりは,徐々に時間のうまい使い方ができてきている実感はありますが,まだまだロスだらけです。

 ただ,このような忙しい日々ですが,日々楽しく過ごしています。楽しくやっていけるというのは,やはり仕事が楽しいからなのだろう,と思います。どれだけ忙しくても,仕事が楽しければストレスにも苦痛にもならないはずです。このリズムを崩さずに来年以降も仕事をしていけるよう心がけたいと思います。