弁護修習を終えて

豊田 裕康 (第59期司法修習生)

 皆様はじめまして。9月30日から3ヶ月間川崎総合法律事務所でお世話になりました,豊田裕康と申します。

 指導担当弁護士である高柳先生をはじめ,6名の先生と7名の事務局の方々はそれぞれ個性が強く,毎日が刺激的でした。 父親ほども年の離れたベテラン弁護士である高柳先生もいれば,私と同い年の先生も2名おり,年齢構成的にもバランスのとれた事務所で,あらゆる相談に乗ってもらうことができ,公私共にお世話になり,ありがとうございました。

 こちらにお世話になる前は刑事裁判修習でしたが,判決を起案するという立場から弁護人の弁護活動を見ていると,何でこんな無意味なことを言うのだろうと感じることが多々ありましたが,弁護修習に入ってみると,裁判する側から見ると不必要でも,依頼者の利益を考えると主張する必要があるし,逆に主張しなければならないのだということが分かるようになってきました。

 特に,高柳先生がご担当になった国選弁護事件においては,被告人との信頼関係の構築がいかに大変かを学ぶことができました。

 私は将来弁護士になる予定ですが,川崎総合法律事務所で高柳先生をはじめとする弁護士の方々から学んだことを生かして,気軽に依頼者が相談に来てくれるような弁護士になりたいと考えております。

 事務所の皆様、どうもありがとうございました。