劇団四部公演「新人弁護士奮闘記」

高柳 馨 (弁護士)

 本年度の横浜弁護士会の弁護士フェスタは、2月12日(日)に横浜市開港記念会館と弁護士会館で行われます。弁護士会4支部は、本年度も劇団四部公演を行います。3回目の昨年は、弁護士フェスタと県西支部で行われた首都圏弁護士会支部サミットの舞台で、裁判員裁判劇「ワーキングプア強盗致傷事件」 を公演し、たいへんな好評を博しました。昨年の新機軸は、一つの事件を、公判前整理、公判、評議の3場面に分け、それぞれ相模原、川崎、県西の各支部が担当し、裏方の横須賀支部の協力で、(ちょっと言い過ぎですが)壮大な一つの劇にまとめたもので、これまでの(やや)ドタバタの感のある公演とは一線を画するすばらしいものであったと思います。

 さて、本年度は、新人弁護士の抱える問題をテーマとしました。題して「新人弁護士奮闘記」、私は、昨年に引き続き、川崎支部の舞台監督を務めますが、川崎支部では、新人弁護士の就職問題に焦点を宛てた寸劇を熱演します。司法試験合格者の大幅増員に伴う新人弁護士の就職難、悪くなる一方の新人弁護士の待遇、司法修習生の給与の貸与制など問題は山積みですが、それらの問題を浮き彫りにしつつも、弁護士の将来に希望の光を求めようという意欲作です。もちろん会名変更問題もアピールします。本年度の川崎支部の俳優は、法律事務所のボス弁役以外は、すべて登録4年未満の若手弁護士。これまで以上に熱の入った舞台をお見せできるものと思っております。また、相模原支部は刑事事件、県西支部は民事事件をそれぞれ題材として、各支部の抱える様々な問題を織り込みながら、新人弁護士の活躍を熱演します。最後に、横須賀支部が、あっと驚くゲストと共に(予定です)、まとめの寸劇を行います。時間は午前11時30分から午後1時まで。(当たり前ですが)入場無料。多くの皆様のご来場をお待ちしております。