弁護修習を終えて
司法修習生 露崎 都文
弁護修習及びホームグラウンド修習の間、本田先生の下で弁護士業務について学ばせていただきました。
修習期間中は多くの学びがありましたが、特に本田先生の依頼者との向き合い方については非常に感銘を受けました。
事件の見通しについて私が質問した際、本田先生は「結果の善し悪しと依頼者の満足度は必ずしも比例しない。だから依頼者の満足度を大事にしている」というお話をしてくださいました。
それまで私は、どうすれば依頼者が求める法的地位や財産等の利益を多く勝ち取れるかという結果にばかり意識が向いていました。
しかし、本田先生のお話を伺い、問題解決の過程を含め全体として依頼者に満足していただけるようなリーガルサービスの提供こそが、弁護士として目指すべきところであると気付かされました。
そして、依頼者が真に望んでいることが何なのかを見極めること、そのために依頼者との密なコミュニケーションを欠かさないこと、依頼者の望みを実現するための労力を惜しまないこと。このような本田先生のご姿勢こそが、依頼者の満足度に繋がっているのだと思いました。
本田先生の依頼者との向き合い方を間近で見せていただけたことは、この先弁護士として実務に出る私にとって、とても有意義であったと感じております。
約4ヶ月間、事務所の他の先生方や事務局の皆様も温かくサポートしてくださり、居心地良く過ごすことができました。
短い間でしたが、大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。